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「今日もダメだった」を、積み重ねないでください。

7 日前
読了時間: 5分

夜、布団に入ったとき。


「ああ、今日も勉強しなかった」 「明日からやろうと思ってたのに、またできなかった」

こんなふうに1日を終える日が、続いてしまうことはありませんか。


実はこれ、勉強そのものより先に、手を打ったほうがいいことかもしれません。今日はその話をさせてください。


マイナスの積み重ねには、ちゃんと仕組みがあります。

「今日もダメだった」で1日を終えることが続くと、だんだんこうなっていきます。

  1. 「自分はできない人間だ」という感覚が強くなる

  2. 机に向かうこと自体が、重く感じられるようになる

  3. ますます動けなくなる

  4. そして夜また、「今日もダメだった」と思う

動けないから自己評価が下がり、自己評価が下がるからもっと動けなくなる。 この輪が回り始めると、自分の力だけで抜け出すのはなかなか大変です。


ここで知っておいてほしいのは、これは意志が弱いから起きているのではないということです。輪が回っているときは、誰でも動きにくくなります。順番が逆なんです。


原因は、「採点がきびしすぎること」かもしれません。


毎日自分にマイナスをつけてしまう人には、ひとつ共通点があります。

その日の自己採点が、0点か100点しかないんです。

  • 2時間やれたら「ちゃんとやった」=100点

  • 20分しかできなかった日は「できなかった」=0点

  • 教科書を開いただけの日も、当然0点

この基準だと、ほとんどの日が0点になってしまいます。そして0点の日が並べば、気持ちがふさぎ込むのは当たり前のことです。


でも実際には、20分やった日は0点ではありません。 教科書を開いた日も0点ではありません。採点の仕方を変えるだけで、同じ1日がまったく違う意味を持ちます!


1ミリでいいんです。本当に。

そこで提案したいのが、これです。

「逃げてしまっているな」と感じていることを、1ミリだけ実行する。

1ミリというのは、たとえばこれくらいです。

  • 単語を1個だけ覚える

  • 数学の問題を1問だけ解く

  • 教科書をカバンから出して、机に置く

  • ワークを開いて、今日の範囲を見るだけ

  • 提出物の1行目だけ書く

「そんなことで意味があるの?」と思われるかもしれません。でも、この1ミリの価値は、勉強量ではありません。 その日を「プラスだった」で終えられることのほうです。


1ミリでも動けた日は、夜にこう思えます。


「今日は、ちょっとだけやった」


これだけで、マイナスの輪が止まります。そして、止まるだけでなく逆に回り始めます。少し動けた→自分はやれると感じる→明日も少し動ける。 この向きに切り替わるんです!


しかも、1ミリで終わらない日が増えてきます。

これは本当によくあることなのですが、1ミリやると、そのまま続いてしまう日がかなりあります。

教科書を開くだけのつもりが、気づいたら20分解いていた。単語を1個見るだけのつもりが、10個見ていた。

人は、始める前がいちばん重くて、始めたあとは意外と軽いんです。ですから「1問だけ」は、サボりではなく立派な作戦だと思ってください。

もちろん、本当に1問で終わる日もあります。それでも大丈夫です。その日はプラスで終えられた日として、ちゃんと数に入ります!


寝る前に、「できたこと」を1つだけ思い出してください。

もうひとつ、おすすめしたいことがあります。

寝る前に、その日できたことを1つだけ思い出す習慣です。

  • 単語を5個覚えた

  • ワークを1ページ進めた

  • 眠かったけど、机には座った

  • 学校の授業はちゃんと聞いた

勉強でなくても構いません。「部活をがんばった」「家の手伝いをした」でも十分です。


人の頭は、できなかったことのほうを強く覚える性質があります。だから意識して探さないと、プラスの出来事はそのまま消えていってしまいます。1つ思い出すだけで、その日の印象は変わります。


スマホのメモでも、カレンダーに○をつけるだけでもいいので、形に残せるとさらに効きます。1週間後に見返すと、○が並んでいるはずです!


保護者の方へ、ひとつお願いがあります。

お子さまが「今日も勉強しなかった」と口にしたとき、つい「じゃあ今からやれば?」と言いたくなります。とても自然なことです。

ただ、このときできなかった話に乗ってしまうと、マイナスの輪がもう一周回ってしまうことがあります。

おすすめは、できた側を一緒に探すことです。

  • 「でも、昨日は単語やってたやろ?」

  • 「眠そうやったのに机に座ってたの、私はすごいと思う」

  • 「1問だけでも開いたの見て、私はちょっと嬉しかった」

お子さまが0点だと思っている日を、「0点ではなかったですよ」と見せてあげられるのは、近くにいる人だけです。

そして、量が少ない日に「それだけ?」と返ってしまうと、次からは1ミリも動かなくなります。1ミリを認めてもらえた子は、翌日も1ミリ動きます。 その積み重ねが、結局いちばん速い道になります。


1ミリ目を、一緒に決めましょう!

当塾に来る生徒の中にも、「何から手をつけたらいいか分からないまま、何日も過ぎてしまった」という状態で来る子がいます。

そういうとき、私たちがまずやるのは、いちばん小さな1ミリ目を一緒に決めることです。「今日は単語5個だけ」「今日はこのページを開くだけ」。そこからで十分です。

動けない日が続いているのは、やる気の問題ではありません。 たいていは、最初の一歩が大きすぎるだけです。そこを一緒に削っていけば、必ず動けるようになります。

「勉強しなきゃと思っているのに動けない」。この状態がいちばん苦しいと思います。そのまま持ってきてください。1ミリ目から、一緒に始めましょう!

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