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テストは、返ってきてからがいちばんおいしい! ― 解き直しで、あと一段伸ばせます!

5 日前
読了時間: 5分

 まずは、ここまでよく走りきりました! 範囲を仕上げて、当日集中して、最後まで解ききる。それだけでも十分に大変なことです。テスト週間を乗り越えた時点で、やるべきことの大部分はもう終わっています。


そのうえで、今日はもう一つだけお伝えしたいことがあります。


実は、点数がいちばん伸びるのは、返ってきた答案を開いたあとなんです。 ここに30分使えると、同じテスト勉強からの「取り分」が一段増えます。せっかく走りきったのですから、最後の一段まで取り切ってしまいましょう!


返ってきた答案は、自分専用の問題集です

解き直しがこれほど効率がいいのには、はっきりした理由があります。

市販の問題集や学校のワークには、自分がもうできる問題も入っています。そこに時間を使っても、点数はあまり動きません。


ところが、テストで間違えた問題はどうでしょう。


  • 学校の先生が「大事だ」と判断して出した問題

  • しかも、自分が今まさに落とした問題

「重要」と「自分ができない」が両方そろっている問題は、なかなかありません。世の中のどんな教材より、今の自分にぴったり合っています。


しかも、量はごくわずかです。10問間違えたなら、やるのはその10問だけ。1時間もかかりません。いちばん少ない労力で、いちばん大きく動く場所が、答案の中にあるんです!


その問題は、ちゃんともう一度出てきます

「終わったテストをやり直しても、もう出ないんじゃない?」


よく聞かれますが、実はしっかり戻ってきます。


  • 実力テストや学年末テストの範囲に、そのまま入ってくる

  • 数学や英語は、その単元の上に次の単元が積み上がる

  • 入試になれば、これまでの全範囲がまとめて出題される

つまり、今ここで一問潰しておくと、そのぶん後で何度も楽になります! 今日の30分は、今回のためというより、これから何度も出会う問題への先払いだと考えてください。


間違いを3つに仕分けると、一気にやりやすくなります

やみくもに解き直すより、×を3種類に分けてからのほうが、ぐっと早く終わります。

① ケアレスミス

計算違い、符号の見落とし、問題文の読み違い。

ここでひとつ、おすすめの確認方法があります。その問題を、もう一度解いてみてください。 すんなり正解できたなら、本当にケアレスミスです。次からは見直しの精度を上げれば済みます。

もし少しでも手が止まったなら、実はまだ固まりきっていなかった、というサインです。これは落ち込むところではなく、むしろ得をしたところ! テストのおかげで、あやふやな場所が一つ見つかったわけですから。


② 覚えていなかった

用語、単語、公式、年号。ここはいちばん取り返しやすい部分です。

その場で覚えてしまいましょう。仕上げに、何も見ずに書けるかまで確認できたら完璧です!


③ 解き方が分からなかった

時間はかかりますが、伸びしろがいちばん大きいところです。

解説を読んで納得したら、そこからもう一歩だけ進めてください。解説を閉じて、白紙から自力で解いてみる。ここまでやると、「読んで分かった」が「解ける」に変わります。この一歩の差が、次のテストではっきり出ます!


手順は、これだけです

1. できれば3日以内、理想は当日に

日が空くと、「自分がなぜそう答えたか」を忘れてしまいます。記憶が残っているうちのほうが、はるかに楽に終わります。


2. ×の問題だけでOK!

○には触らなくて大丈夫です。全部やり直そうとすると重くなって、結局始められません。×だけと決めてしまいましょう。


3. 解説を閉じて、自分の手で解く

ノートに問題番号を書いて、もう一度解きます。写すのではなく、自分の手で解けたときに初めて力になります。


4. 1週間後に、もう一度だけ

ここまでできる人は、実はそう多くありません。だからこそ、いちばん差がつきます!

解き直した直後は、記憶が新しいので誰でも解けます。1週間後にもう一度解いて、それでも解けたなら本物です。ここまでやれば、その問題はもう自分のものだと思って大丈夫!


5. 解き直しノートにためていく

間違えた問題だけを集めたノートを1冊つくってみてください。

1年、2年と続くと、自分の弱点だけが並んだオリジナル問題集ができあがります。入試前、これほど頼りになる教材はありません。今から始めれば、受験生になったときの自分がかなり助かります!


点数がふるわなかったテストほど、価値があります

思ったような点が取れなかったとき、答案を早くしまいたくなる気持ちは、とてもよく分かります。

ただ、見方を変えると、×が多い答案は、伸びしろが多い答案なんです。80点の答案から拾えるのは20点分ですが、40点の答案には60点分が眠っています。

点数そのものはもう変わりません。でも、そこから何を持ち帰るかは、これから選べます。


テストの価値は、返ってきたあとに決まります!


保護者の方へ

答案を持ち帰った日、最初のひと言を少しだけ変えてみてください。

「何点だった?」の前に、「どこを間違えた?」

点数から入ると、お子さまは答案を伏せがちになります。間違いから入ると、自然に答案を開いてくれます。同じ会話でも、入口が違うだけで空気がずいぶん変わります。

そして、解き直しが終わったら、そのことをそのまま言葉にしてあげてください。


「間違えたところ、ちゃんとやり直したんやね」

点数は運にも左右されますが、解き直しは本人が自分で選んでやったことです。認めた分だけ、次も続きます。


一緒にやりましょう!

当塾がテスト後に答案を持ってきてもらっているのは、点数を確かめるためではありません。どこで、なぜ間違えたのかを一緒に仕分けるためです。


「これはケアレスミスなのか、それともまだ固まっていないのか」。この判断は、一人だとどうしても甘くなります。誰かと一緒に見るだけで、次の一手がはっきりします。


答案は、点数に関係なくそのまま持ってきてください。走りきったあとの30分で、次の点数をつくりましょう!

 
 
 

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