テストは、返ってきてからがいちばんおいしい! ― 解き直しで、あと一段伸ばせます!
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まずは、ここまでよく走りきりました! 範囲を仕上げて、当日集中して、最後まで解ききる。それだけでも十分に大変なことです。テスト週間を乗り越えた時点で、やるべきことの大部分はもう終わっています。
そのうえで、今日はもう一つだけお伝えしたいことがあります。
実は、点数がいちばん伸びるのは、返ってきた答案を開いたあとなんです。 ここに30分使えると、同じテスト勉強からの「取り分」が一段増えます。せっかく走りきったのですから、最後の一段まで取り切ってしまいましょう!
返ってきた答案は、自分専用の問題集です
解き直しがこれほど効率がいいのには、はっきりした理由があります。
市販の問題集や学校のワークには、自分がもうできる問題も入っています。そこに時間を使っても、点数はあまり動きません。
ところが、テストで間違えた問題はどうでしょう。
学校の先生が「大事だ」と判断して出した問題
しかも、自分が今まさに落とした問題
「重要」と「自分ができない」が両方そろっている問題は、なかなかありません。世の中のどんな教材より、今の自分にぴったり合っています。
しかも、量はごくわずかです。10問間違えたなら、やるのはその10問だけ。1時間もかかりません。いちばん少ない労力で、いちばん大きく動く場所が、答案の中にあるんです!
その問題は、ちゃんともう一度出てきます
「終わったテストをやり直しても、もう出ないんじゃない?」
よく聞かれますが、実はしっかり戻ってきます。
実力テストや学年末テストの範囲に、そのまま入ってくる
数学や英語は、その単元の上に次の単元が積み上がる
入試になれば、これまでの全範囲がまとめて出題される
つまり、今ここで一問潰しておくと、そのぶん後で何度も楽になります! 今日の30分は、今回のためというより、これから何度も出会う問題への先払いだと考えてください。
間違いを3つに仕分けると、一気にやりやすくなります
やみくもに解き直すより、×を3種類に分けてからのほうが、ぐっと早く終わります。
① ケアレスミス
計算違い、符号の見落とし、問題文の読み違い。
ここでひとつ、おすすめの確認方法があります。その問題を、もう一度解いてみてください。 すんなり正解できたなら、本当にケアレスミスです。次からは見直しの精度を上げれば済みます。
もし少しでも手が止まったなら、実はまだ固まりきっていなかった、というサインです。これは落ち込むところではなく、むしろ得をしたところ! テストのおかげで、あやふやな場所が一つ見つかったわけですから。
② 覚えていなかった
用語、単語、公式、年号。ここはいちばん取り返しやすい部分です。
その場で覚えてしまいましょう。仕上げに、何も見ずに書けるかまで確認できたら完璧です!
③ 解き方が分からなかった
時間はかかりますが、伸びしろがいちばん大きいところです。
解説を読んで納得したら、そこからもう一歩だけ進めてください。解説を閉じて、白紙から自力で解いてみる。ここまでやると、「読んで分かった」が「解ける」に変わります。この一歩の差が、次のテストではっきり出ます!
手順は、これだけです
1. できれば3日以内、理想は当日に
日が空くと、「自分がなぜそう答えたか」を忘れてしまいます。記憶が残っているうちのほうが、はるかに楽に終わります。
2. ×の問題だけでOK!
○には触らなくて大丈夫です。全部やり直そうとすると重くなって、結局始められません。×だけと決めてしまいましょう。
3. 解説を閉じて、自分の手で解く
ノートに問題番号を書いて、もう一度解きます。写すのではなく、自分の手で解けたときに初めて力になります。
4. 1週間後に、もう一度だけ
ここまでできる人は、実はそう多くありません。だからこそ、いちばん差がつきます!
解き直した直後は、記憶が新しいので誰でも解けます。1週間後にもう一度解いて、それでも解けたなら本物です。ここまでやれば、その問題はもう自分のものだと思って大丈夫!
5. 解き直しノートにためていく
間違えた問題だけを集めたノートを1冊つくってみてください。
1年、2年と続くと、自分の弱点だけが並んだオリジナル問題集ができあがります。入試前、これほど頼りになる教材はありません。今から始めれば、受験生になったときの自分がかなり助かります!
点数がふるわなかったテストほど、価値があります
思ったような点が取れなかったとき、答案を早くしまいたくなる気持ちは、とてもよく分かります。
ただ、見方を変えると、×が多い答案は、伸びしろが多い答案なんです。80点の答案から拾えるのは20点分ですが、40点の答案には60点分が眠っています。
点数そのものはもう変わりません。でも、そこから何を持ち帰るかは、これから選べます。
テストの価値は、返ってきたあとに決まります!
保護者の方へ
答案を持ち帰った日、最初のひと言を少しだけ変えてみてください。
「何点だった?」の前に、「どこを間違えた?」
点数から入ると、お子さまは答案を伏せがちになります。間違いから入ると、自然に答案を開いてくれます。同じ会話でも、入口が違うだけで空気がずいぶん変わります。
そして、解き直しが終わったら、そのことをそのまま言葉にしてあげてください。
「間違えたところ、ちゃんとやり直したんやね」
点数は運にも左右されますが、解き直しは本人が自分で選んでやったことです。認めた分だけ、次も続きます。
一緒にやりましょう!
当塾がテスト後に答案を持ってきてもらっているのは、点数を確かめるためではありません。どこで、なぜ間違えたのかを一緒に仕分けるためです。
「これはケアレスミスなのか、それともまだ固まっていないのか」。この判断は、一人だとどうしても甘くなります。誰かと一緒に見るだけで、次の一手がはっきりします。
答案は、点数に関係なくそのまま持ってきてください。走りきったあとの30分で、次の点数をつくりましょう!





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