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進路は「決める」より「調べる」から! 検索してみると、意外と楽しくなります

9月13日
読了時間: 5分

「将来何になりたいの?」


進路の話になると、まずこう聞かれます。でも、すぐに答えられる人のほうが少ないですよね。それでまったく問題ありません。中高生の段階で将来を言い切れる人は、むしろ珍しいほうです。


ここでおすすめしたいのは、順番を入れ替えてしまうことです。


決めてから調べるのではなく、調べているうちに、だんだん決まっていく。 こちらの順番なら、ぐっと気楽ですし、何より楽しくなります!


「決める」と思うから重くなります

進路を考えるのがしんどく感じるのは、「一生を左右する決断」だと思ってしまうからです。そんなふうに構えたら、誰だって手が止まります。


でも実際にやることは、そこまで大げさではありません。スマホで検索してみるだけです。

知らない世界をのぞきに行く作業だと思ってください。気になるゲームの攻略情報を調べるのと、やっていることは同じです。そして案外、こちらのほうが面白かったりします。


ステップ1:やりたいことを、ざっくり言葉にしてみる

最初に決めるのは「職業名」ではありません。もっとゆるくて大丈夫です。

  • 世界中を旅してみたい

  • 人と話すのが好き

  • ゲームが好き

  • 生き物が好き

  • 一人で黙々と作業したい

  • 誰かを助ける仕事がしたい

  • とにかくお金を稼ぎたい

どれも立派な出発点です! 「こんなの進路と関係ないかな」と思うようなことほど、意外と入口になります。


ステップ2:それを、そのまま検索してみる

ここがいちばん面白いところです。

たとえば「世界中を旅したい」。これをそのまま 「世界中 旅 仕事」 と検索してみてください。


出てくるのは、こんな仕事です。

  • 客室乗務員、パイロット

  • ツアーコンダクター

  • 商社で海外を飛び回る仕事

  • 海外を取材するジャーナリストやカメラマン

  • 国際協力の仕事(JICAなど)

  • 外交官

  • 船の乗組員

  • 海外で働く日本語教師

「旅が好き」だけで、これだけ出てきます。世の中には、自分が名前すら知らない仕事が本当にたくさんあります。


「ゲームが好き」なら、ゲームプランナー、プログラマー、シナリオライター、eスポーツ関連、ゲーム音楽の作曲。「生き物が好き」なら、獣医、飼育員、水産や農業の研究、ペット関連の仕事。

「好きなこと」+「仕事」で検索する。 これだけで、世界がかなり広がります!


ステップ3:学校のホームページをのぞいてみる

気になる仕事がひとつでも見つかったら、次は学校のホームページです。大学でも専門学校でも構いません。


見てほしいのは、この3か所です。

①学部・学科の紹介ページ

どんなことを学ぶのかが書いてあります。名前だけでは想像がつかない学部も多いので、読んでみると発見があります。

②「卒業後の進路」のページ

これが、いちばん面白いページかもしれません! 実際にその学校を出た人が、どんな会社や職業に進んだのかが載っています。

「この学部からこんな仕事に行けるんだ」と分かると、一気に現実味が出てきます。

③オープンキャンパスの案内

行けそうな日程があれば、ぜひ。実際にキャンパスを歩いてみると、ホームページの何倍も印象に残ります。


ステップ4:ここで、勉強とつながります

気になる仕事や学校が見つかったら、最後に調べてほしいのがこれです。


「その仕事の人は、どんな学校を出ているのか」


たとえば獣医になりたいなら、獣医学部のある大学に行く必要があります。そして、そこに入るには理科と数学が要ります。客室乗務員を目指すなら、英語がかなり効いてきます。

ここまでたどり着くと、今やっている勉強の意味が変わります。 「やらされている英語」が「使う予定のある英語」になる。この切り替わりが起きた生徒は、驚くほど伸びます!


楽しく続けるための、3つのコツ

ひとつに決めなくていい

今は候補を増やす段階です。3つでも10個でも構いません。減らすのは、もっと後でいいんです。


気になったものは、スマホのメモに残す

検索したことは、すぐ忘れてしまいます。「ちょっといいかも」と思った仕事や学校名を、メモに放り込んでおくだけで十分です。


半年後に読み返すと、自分の興味の傾向が見えてきて、これがなかなか面白いですよ。


「向いてなさそう」も、りっぱな収穫

調べてみて「思ってたのと違うな」と感じたら、それも一歩前進です。選択肢が一つ減るのは、決められない状態から抜け出す近道でもあります。


ひとつだけ、気をつけたいこと

ネット上の情報は、良いところが強調されがちです。逆に、ランキング記事やまとめサイトだけを見ていると、極端な情報が入ってくることもあります。


ですので、もし可能なら、実際にその仕事をしている人の話も聞けるとさらに良いです。身近な大人に「どんな仕事してるんですか」と聞いてみるだけでも、ネットにはない話が出てきます。


まずは検索から。そこから一歩ずつで大丈夫です!


保護者の方へ

お子さまが調べたことを話してくれたとき、ぜひ最初は一緒に面白がってあげてください。

「それで食べていけるの?」「現実を見なさい」

心配から出る言葉だとよく分かります。ただ、この段階で現実的な指摘が入ると、お子さまは進路の話をしなくなってしまいます。話してくれなくなることのほうが、長い目で見ると困ります。

現実的な調整は、候補がいくつか出てきてからで十分間に合います。今は「どんな仕事があるかを知る時期」です。

「へえ、そんな仕事あるんやね」

このひと言があるだけで、お子さまはもっと調べてきてくれます。


塾でも、一緒に調べます!

当塾の面談では、志望校の話だけでなく、「どんなことに興味があるか」から一緒に調べる時間をとっています。


自分一人だと検索ワードが思いつかない、という相談もよくあります。そんなときは、こちらから何本か投げてみます。話しているうちに「あ、それ気になります」という反応が出ることが、本当によくあるんです。


進路が決まっていなくても、まったく問題ありません。まずは調べてみるところから、一緒に始めましょう!

 
 
 

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